兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】　30代　女性
【施術回数】　４回　
【施術期間】　１ヶ月

発症から来院までの経緯

半年ほど前に原因は分からないが顎が開きづらくなった。
歯医者に虫歯治療で通院していたので、相談するとくいしばりが原因だと言われ、マウスピースを作り2ヶ月ほど付けていたが一向に良くならなかった。
耳鼻咽喉科に受診をすると異常はないと診断され、引き続きマウスピースを付けているよう言われた。
だんだんと顎のだるさ、重さが強くなり、開けづらさが増してきた。
このままでは口が開かなくなるんじゃないかと恐くなり、インターネットで探し当院のHPを見つけ来院された。

施術の経過

《１回目の施術》
口を開ける動作を確認すると、痛みはないが指が1本入る程度しか開けられず右側の顎が重い感じがするとのこと。
触診をすると右側の肩甲骨とこめかみ辺りが硬く、こめかみを軽く押えると痛みがあった。
ここが痛くなる頭痛が起こる事があるとのこと。
これらの硬さを取ることで顎への負担を減らすことを施術方針とした。
肩甲骨と背中のツボを使うと指が2本程度入るくらい開けられるようになり、重い感じが半減した。
さらに背中のツボ、手と足のツボを使うと開けやすくなり、重い感じがなくなった。
最後に肩甲骨を調整する活法を施し1回目の施術を終了した。

《2回目の施術(1週間後)》
口が開くようになって食事がしやすい。開けづらさは以前の半分以下とのこと。
前回と同じ施術方針で手のツボの箇所を変えて施術し、開けづらさが軽減したので2回目の施術を終了した。

《3回目の施術(2週間後)》
少し重い時があるが気にならないことが増えたとのこと。

《4回目の施術(2週間後)》
ほとんど気になることはないとのこと。2～4回目は同様の施術を行った。
当院に通院してから頭痛などの諸症状がなくなったとのことでメンテナンスで引き続き通院されている。

施術の考察

今回は、首と肩甲骨の硬さが顎の動きに影響したと考えられる症例でした。
ご自身のクセとしてパソコン作業に集中するとあごが重くなったり、頭痛が起こったりすることがあると問診でお聞き出来たので、早い段階で原因を絞り込め早期の改善に繋げられました。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。