2023.11.20
常にだるい感覚がある・こめかみの痛みが増した
【患 者】 20代 男性
【施術回数】 6回
【施術期間】 1ヶ月半
来院までの経緯
1年前からあごのだるさがあり困っている。
歯医者に行ってくいしばりが原因だと言われマウスピースを作ったが、付けていても一向に良くならないので付けるのをやめた。
昔から固い物を食べてあごがゴキッとなることはたまにあったが最近は増えた。
大きくあくびをすることが恐くなり、こめかみが痛むことが増えたので何か方法はないかとインターネットで検索し、当院のホームページの症例を見て良くなるかもと思い来院された。
施術の経過
1回目の施術
だるさは常にあり、左あごの方が強いとのことであった。
あごの動きを確認すると大きく口を開けられず、左にずれながら口が開いていた。
触診をするとあごの周囲、首から肩甲骨にかけての筋肉が硬く、立位でのバランスの悪さが見られた。
バランスの調整を主に考え、両側の肩甲骨のツボ、右側の肩、背中のツボを使った。
口が開けやすくなり、だるさが軽減した。
さらに左側の手足のツボを使い、あごのだるさが6割程度に軽減した。
最後に骨盤の調整、肩甲骨の調整する活法を施し、仕事中の姿勢のアドバイスをして1回目の施術を終了した。
2回目の施術(1週間後)
施術後3日ほどは調子が良かったが、だんだんだるさが戻ってきているとのこと。
3回目の施術(4日後)
夜のくいしばりが減っている気がする。
あごのだるさはだいぶ減っている。
仕事で中腰で下を向いて作業しているとあごが引っ張られる感覚があるとのこと。
これまでの施術に左側の背中のツボを増やし、作業中の姿勢を確認すると引っ張られる感覚はなくなった。
4回目の施術(8日後)
だるさはほとんどないが、あくびの恐さが若干ある。中腰で引っ張られる感覚は減っているとのこと。
5回目の施術(2週間後)
あくびが出来るようになった。引っ張られる感覚はごくたまにあるとのこと。
6回目の施術(3週間後)
気になることはほとんどないとのこと。3回目以降同じ施術をし終了した。
施術の考察
今回は、立位のバランスの崩れが肩甲骨に影響し、さらに首や背中の筋肉を硬くしてしまったことが原因と考えられる症例でした。
立ち仕事が多く、立っているときの姿勢が悪いことも自覚されていました。
日常の癖と共に仕事中の姿勢も見直しいただき、施術との相乗効果で1年の悩みから脱け出されました。