2024.10.10
顎が固まって口が開かない感覚
【患 者】 70代 女性
【施術回数】 9回
【通院期間】 3ヶ月
来院までの経緯
数ヶ月前から口が開きづらく、あくびや食事の時に顎がズキッとする痛みがでる。
原因かどうかは分からないが、顎が痛くなる1週間くらい前に階段で転倒しかけて壁に顔や体ををアザが出来るほど打ちつけ、その時は体中が痛かったが徐々に治まってきてから顎の痛みを感じたのでそれが原因かもと思っている。
半年前から歯医者で「顎関節症」と診断されマウスピースを付けているが一向に良くならない。
友だちと話ながらご飯を食べるのが楽しみなのに、顎の痛みのせいで楽しめないので何とかしたいと思い、インターネットで検索し当院のHPの口コミを見て来院された。
施術の経過
1回目の施術
動きを見ると口が開きづらく指が1本半入る程度しか開けられなかった。
触診をすると右の首、頬の緊張が強く、肩甲骨、肩の動きの悪さが見られた。
これらが影響していると考え、肩甲骨、肩のツボに鍼をすると口が開けやすくなり、少し大きく開けられるようになった。
さらに、背中、手のツボを使い、指が2本半入る程度まで口を開けられるようになった。
これまでの辛さが半分以下になったとのことで1回目の施術を終了した。
2回目の施術(4日後)
施術後2日は食後の顎の痛みはなかった。
今は食後で痛みはあるが痛みは以前の7割程度とのこと。
指が2本入る程度口は開けられていた。
回の施術に脛のツボを追加し、肩甲骨の動きを取り戻す活法を施し2回目の施術を終了した。
3回目の施術(1週間後)
食事の始めの方で痛みがあるが食べていると痛みが治まってくるとのこと。
4回目の施術(3週間後)
体調を崩し施術間隔が空いてしまったため、徐々に悪化してきた感覚。
あくびをすると痛むとのこと。
5回目の施術(8日後)
食事の始めに痛みはあるが以前の半分程度とのこと。
6回目の施術(10日後)
食事の時はジワッと痛みそうな感覚。
あくびは痛みなく出来るようになったとのこと。
7回目の施術(2週間後)
食事の時に気になることが減ってきたとのこと。
9回目の施術(5週間後)
顎が気になることはなくなったとのこと。
2回目以降同じ施術を行って終了した。
施術の考察
今回は、顔や体を打ちつけたことにより首や背中の筋肉が緊張しそのまま日常生活を続けたことが影響し顎の痛みが出現したと考えられる症例でした。
このようなことはむち打ちなどでも起こりますが衝撃に耐えるために急激に体に力を入れると筋肉の緊張が残り、体に影響が出てくることがあります。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
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施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |