兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】50代　女性
【施術回数】3回　週1回程度

発症から来院までの経緯

仕事で良く手を使って細かい作業をすることが多く、ここ１ヶ月くらい仕事が忙しく背中や肩が凝っている自覚があった。
１週間前から首に痛みが出るようになり動かしづらくなってきた。
昨日、起きると首が全く動かせなくなり仕事を休んだ。
早く治さなければと思いインターネットで検索し当院のHPをみて来院された。

施術の経過

《1回目の施術》
来院時、首が固まったような状態で、靴を脱ぐ動作でも痛みが出ていた。
動作を確認すると、特に右を向く、下を向く動作で左の首に強く痛みがでた。
触診では頚部から背部の緊張が見られたので、背部のツボを使うと首を動かす動作がしやすくなった。
次に、頚部の緊張を取るために、手の甲、足の甲のツボを使うとさらに動きが良くなり、痛みが7割程度減った。
最後に肩上部の緊張を取るために臀部のツボを使い、肩甲骨を調整する活法を施して1回目の施術を終了した。

《2回目の施術(5日後)》
朝起きると首が固まった感じがあるが時間が経つにつれて、動くようになる。
首を動かした最後の方に痛みが出るとのこと。
前回と同じ方針で施術を行い、腕のツボを加えると右を向く動作での痛みはなくなったので2回目の施術を終了した。

《３回目の施術(1週間後)》
朝起きた時の固まったような感じはない。仕事終わりに肩が凝る程度とのこと。
頭を下げた時に少し突っ張る感じがあったが、前回と同様の施術するとなくなったので施術を終了した。

施術の考察

普段よりも多く手を使われたことで、肩甲骨の動きが悪くなり関連する背部や頚部の緊張を生み出したと考えられる症例でした。
今回のように、普段と少し違うこと、同じ事を多めにやることで身体は敏感に反応し、症状として現れることは少なくないです。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。