2021.12.27
手を横に伸ばすと痛む・左腕を下にして寝られない
【患 者】40代 男性
【施術回数】4回 週1回程度
発症から来院までの経緯
半年くらい前から左肩が動かすと時々痛みがでるようになった。
思い当たる原因はなく、日常生活にあまり支障はなかったので、そのうち治まるだろうと放っておいた。
その後痛みは変わらなかったが、1ヶ月前くらいに子供とキャッチボールをしていて逸れたボールを取ろうと手を横に伸ばした際に肩に激痛が走った。
それから着替えの度に痛むようになり、左肩を下にして横向きで寝られなくなった。
病院でレントゲンを撮ってもらったが異常なく、「五十肩」だと言われた。
痛みが治まらないので、心配になり紹介で当院に来院された。
施術の経過
《1回目の施術》
痛む動作を確認すると、横から手を挙げていく(外転)動作、掌を外側に向ける(外旋)動作で痛みが強かった。
痛む場所は肩の前辺りで、動作時には、痛みの怖さがあるため肩をすぼめるように庇いながら動かしていた。
まず、動きの軸を整えるために足首のツボと股関節のツボを使った。
すると、外転動作がしやすくなり痛みは7割程度になった。
次に背骨の動きをよくするために、背中のツボを使うと外旋動作の動きもよくなった。
最後に肩甲骨の動きをよくするために、手の甲とふくらはぎのツボを使うと痛みが半減したので肩関節を調整する活法を施し、1回目の施術を終了した。
《2回目の施術(1週間後)》
前回の施術後から痛みに変わりはないが、ずいぶんスムーズに動かせるようになり、痛み場所が肩の後ろに変わった。
前回と同じ施術方針で足首のツボを脛のツボに変えると、3割程度まで軽減したので2回目の施術を終了した。
《3回目の施術(10日後)》
痛みが少しある。
以前は出来なかったが、自然と左側を下にして寝転んで片肘を付いてテレビを観ていた。
動作を確認すると、肩をすぼめて庇うような動作はなくなり、スムーズに動かせていた。
《4回目の施術(2週間後)》
痛みはほぼなく、違和感程度。
息子とのキャッチボールも出来るようになった。
3、4回目は2回目と同様の施術を行い、施術を終了した。
施術の考察
今回は、肩甲骨と背骨の動きの悪さが原因と考えられる症例でした。
肩関節を動かす動作は肩甲骨や背骨の他、鎖骨、股関節などと協調して行われています。
それらのどこかに動きの不調があると肩関節に影響がでてくることがあります。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
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施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |