兵庫県稲美町の鍼灸院

発症から来院までの経緯

大学の空手部に所属しており、もともと腰痛に悩まされていた。
2ヶ月前から練習中にも痛みが気になりだし足の痺れも感じる。
パフォーマンスにも影響が出てきており、特に左上段蹴りの際、軸足の右足に体重が乗ると痛みが強くなる。
大会も近く、追い込む時期に思うような練習が出来ないので、親戚の紹介で来院。

施術の経過

《1回目の施術》
動きを見ると、立って上体を後屈させると痛む。左足を前、右足を後にして軽く開き、右足に荷重すると痛みが強くなる。
触診では、右の臀部から大腿の外側にかけて強い緊張がみられた。
骨盤の動きの悪さ、下肢のバランスの不調が影響していると考え、背中のツボと足の甲のツボを使った。
すると、後屈時の痛みはなくなり、荷重時の痛みは半減した。
次に、臀部から大腿にかけての緊張を解くために、手のツボと腰部のツボを使うと右下肢に荷重しやすくなり、痛みはさらに半減した。
少し痺れは残ったが、今日はこれ以上変化はでないと判断し、1回目の施術を終了した。

《2回目の施術(7日後)》
前回の施術後から日に日に痺れがなくなり、違和感(軸足に荷重しづらい感覚)がある程度とのこと。
前回と同様の施術を行い、脚と腰の連動の回復を目的に足の甲に鍼をすると荷重のしづらさがなくなった。
｢軸足へ荷重した時に柔軟性を感じるので動きに切れがでそうだ｣とのことだったので施術を終了した。

施術の考察

臀部から大腿の緊張が脚の動きを悪くし、脚の動きをカバーしようと腰に負担がかかり痛みが出現したと考えられる症例でした。
今回のように、痛みが出ているところに原因がないことも多いです。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

施術料金

※1回目は初診料＋施術料。2回目以降は施術料のみです。