兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】10代　男性
【施術回数】2回　週1回程度

発症から来院までの経緯

野球部に所属しており、１ヶ月くらい前から投球練習中に右の腰が痛むようになった。
整形外科を受診しても異常はなかった。
処方された湿布を貼って、投球練習を減らしたがあまり変わらず、長く立っているだけで重だるさを感じるようになった。
練習が思うように出来ず、知り合いに相談し、当院を紹介いただいた。

施術の経過

《1回目の施術》
痛む動作を確認すると体を反る動作と左に捻る動作で痛みがでた。
触診をすると臀部の緊張、股関節の動きの悪さが見られたのでこれらが腰部へ負担をかけていると考え、股関節の動きの改善の為に足の甲、背部のツボを使うと反った時の痛みはなくなった。
次に臀部の緊張部、脛のツボを使うと捻る動きの痛みはなくなったので最後に骨盤、股関節を調整する活法を施して１回目の施術を終了した。

《2回目の施術(１週間後)》
投球中の痛みはなく、突っ張りを感じる程度とのこと。
前回と同じ方針で施術を行い、投球動作でのスムーズさを共有出来たので施術を終了した。

施術の考察

今回は、臀部と大腿部の緊張により股関節の動きが悪くなったことが要因と考えられる症例でした。
投球動作で股関節が硬いと腰への負担が増加し、そのまま投球練習を繰り返すことで痛みが現れることが多いです。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。