兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】　40代　男性
【施術回数】　1回

来院までの経緯

農業を営んでいる。
２ヶ月前から腰が痛み出した。２週間前から収穫期に入り収穫物を持って運んだりし、痛みがひどくなった。
これまで、腰痛はあったがこんなに長引いたことはなかった。
朝起きる時や歯磨き、しゃがんでも痛み、これからもっと忙しくなるのに思ったように動けずどうしようかと友人に相談すると当院を紹介され来院された。

施術の経過

痛みのでる動作を確認すると屈む、しゃがむの動作、その状態から立ち上がる動作であった。
触診をすると臀部、大腿の筋肉の硬さがあり骨盤や股関節、膝関節の動きが悪かった。
動きの改善を目標に大腿部、臀部のツボに鍼をすると屈んだ時の痛みが軽減した。
次に臀部、足の甲のツボを使うとしゃがんだ時の痛みがなくなった。
最後に肩甲骨と下腿のツボを使い骨盤を調整する活法を施し、立ち上がり動作をスムーズにした。
動いて確認してもらうとほとんど痛みなく動けたので、施術を終了した。

施術の考察

今回は、股、膝関節の動きが悪くなった状態で重量物を持ち上げたり、運んだことで腰に負担をかけ痛みが悪化したと考えられる症例でした。
２ヶ月前に発症した腰痛は、農作業で同じ方向性の動きが続き右側の筋肉が疲労し硬くなり起こったと考えられます。
施術前の検査で自覚されていなかった膝の動きの悪さによる、しゃがみ方の偏りが施術のヒントとなりました。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。