2023.08.10
起床時の痺れがきつい、同姿勢でジワジワ痺れてくる
【患 者】 70代 女性
【施術回数】 7回
【施術期間】 2ヶ月
来院までの経緯
2ヶ月前からお尻が痛くなり、次第にお尻からふくらはぎにかけて痺れるようになった。
毎朝ウォーキングをしているが、特に思い当たる原因もないのでそのうち治るだろうとそのままにしていたが、朝起きた時の痺れがきつくなり、治まるのに2時間くらいかかるようになった。
このままでは治らないと思い、整形外科に行くと「坐骨神経痛」と診断され、湿布薬とプレガバリンを処方された。
薬を1ヶ月続け、症状はひどくならなかったが治まりもせずであったため、ご家族に相談すると当院を紹介されご来院された。
施術の経過
1回目の施術
痺れや痛みの出る動作を確認したが、特に動きでは症状は現れず、問診中に10分程度座っていると痺れが出現した。
触診をすると右側の腰部から膝までに硬さが見られた。
症状がでる状況からこれらが影響していると考え、足の甲、脛のツボに鍼をした。
さらに臀部、ふくらはぎツボを使い、最後に骨盤を調整する活法を施し1回目の施術を終了した。
2回目の施術(5日後)
お尻の痛みがなくなった。痺れは残っているが少し弱くなったとのこと。
治療方針を変えず痺れの症状にフォーカスし、前回の施術に腰部、臀部のツボを追加した。
3回目の施術(1週間後)
朝起きた時の痺れがなくなった。
座っていると痺れてくるが痺れるまでの時間が30分ぐらいになったとのこと。
ふくらはぎのツボを太もものツボに変え、あとはこれまでと同じ施術を3回目の施術を終了した。
4回目の施術(10日後)
痺れが悪化した。朝起きた時に痺れが強くなったとのこと。
悪化は、急激に冷えたことが要因と考え、施術内容は変えず自宅で温めてもらうよう伝えて4回目の施術を終了した。
5回目の施術(1週間後)
温めたことですぐに朝起きた時の痺れはなくなった。
痺れが1日出ない日も何日かあったとのこと。
6回目の施術(10日後)
座っていても痺れが出なくなり、ほとんど痺れを感じることはなかったとのこと。
7回目の施術(3週間後)
痺れはでなくなったとのことで、再発の予防の施術を行い施術を終了した。
施術の考察
今回は、臀部から下の筋肉が硬くなったことで神経を圧迫し症状が現れたと考えられる症例でした。
今回、硬くなった要因は突き止められませんでしたが、途中悪化したように冷えによっても筋肉は硬くなってしまいます。
温めることで筋肉を緩める効果は得られますので、湯船に浸かることは大切になってきます。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
---|---|
施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |