兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】40代　女性
【施術回数】　6回　週2回程度

発症から来院までの経緯

2ヶ月前から右手の親指を動かすとカクッとなり、付け根が痛くてたまらない。
原因が分からず痛みが治まりそうになかったので、整形外科を受診し「バネ指」と診断されステロイド注射を2回打ったが変化が見られなかったので、インターネットで調べ当院のHPを見て来院された。

施術の経過

《1回目の施術》
痛む場所は、親指の第一関節から母指球にかけての範囲で、動作を確認すると曲げた時に痛みが強くなり、2回に1回カクッっと引っかかる。
物をつまむ動作が一番つらく、玄関の鍵を開ける時に毎回ズキッとなる。
触診すると首から肩甲骨にかけての緊張が見られた。
その緊張のある首と肩甲骨外縁のツボを使うと、指がスムーズに動くようになった。
首の緊張を取るために臀部のツボを使い、親指の動きを調整する活法を施し、さらに動きが良くなり、痛みが半分程度まで軽減したので1回目の施術を終了した。

《2回目の施術(3日後)》
引っかかる回数がかなり減った。
痛みは8割程度まで戻ってきたがじっとしている時の疼くような痛みはなくなったとのこと。
前回と方針を変えず、背中のツボを追加して2回目の施術を終了した。

3回目(5日後)、4回目(5日後)、5回目(1週間後)と同様の施術。

《6回目の施術(10日後)》
鍵を開ける時に力を入れても痛みがでない。
引っかかることもなくなったとのこと。
親指の動きを見ても左右で差は見られず、つまむ筋力もほぼ同等まで戻ったので施術を終了した。

施術の考察

バネ指の場合、ステロイド注射を用いられることが多いですが、今回、変化が見られなかったことで視点を変えて離れたところの原因を探れ、改善できた症例でした。
バネ指は、今回のように指の動きが良くなった後に痛みが取れてくることが多いので、当院では動きの改善を重視しています。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

施術料金

※1回目は初診料＋施術料。2回目以降は施術料のみです。