2022.07.25
10代短距離選手・すねの内側の痛み
【患 者】10代 男性
【施術回数】3回 週1回程度
発症から来院までの経緯
高校の陸上部に所属し短距離をしている。
3週間前から右のすねの内側の痛みが治まらない。練習中に走っていると痛みがでるようになり、痛みがだんだんと強くなってきた。練習後も痛みが続くようになったので、整骨院に行くと【シンスプリント】と言われ、数回通ったが痛みは治まらなかった。
大会が近いのに思うように練習が出来なかったこともあり、母親が他の方法を探し当院のHPを見つけ、来院された。
施術の経過
《1回目の施術》
動作を確認すると、今日は練習が休みで歩いても痛みは出ず、その場でジャンプをすると痛みがでた。
痛みの箇所を確認すると、右脛の内側が硬くなって、少し熱感があった。
触診では、右側の大腿部、腰部の筋肉の硬さ、足関節の動きの悪さが見られた。
これらの筋肉や関節の硬さが影響していると考え、背中と臀部のツボを使うとジャンプした時の痛みが軽減しジャンプがしやすくなった。
次にふくらはぎと腰部のツボを使うと足関節の動きが良くなった。
ジャンプ時の痛みの軽減、右脛の内側が柔らくなったことを共有できたので、1回目の施術を終了した。
《2回目の施術((1週間後)》
練習中の痛みは半分以下になった。
練習後の痛みはメニューよってあったりなかったりするが以前のような痛みではないとのこと。
前回と同じ施術を行い、股関節、足関節を調整する活法を施し、2回目の施術を終了した。
《3回目の施術((1週間後)》
練習後に痛みがでることはなくなった。
練習中にうずくような感じはあるが痛みはないとのこと。
前回と同じ施術を行い、再発しないようセルフケアのアドバイスをし施術を終了した。
施術の考察
今回は、臀部の筋肉が硬くなったことで背中から足の連動が不調になったことが原因だったと考えられる症例でした。臀部に限らず筋肉が硬くなることで走り方が微妙に変わり、脛に負担がかかり痛みが出現します。違和感を感じた段階でトレーニング前後のストレッチやケアを入念にするようにしましょう。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
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施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |