2022.09.08
投手・トップからの振り出しとフォローで痛む
【患 者】20代 男性
【施術回数】3回 週1回程度
発症から来院までの経緯
大学の野球部に所属している。
3週間前にメディシンボールを使ったトレーニング中に違和感を感じた。
その数日後の投球練習中に痛みを感じるようになった。
トレーナーにケアをしてもらったがあまり痛みが治まらず、7割程度でしか投げられない日が続いていた。
早く治したいと知人に相談すると当院を紹介され来院された。
施術の経過
《1回目の施術》
痛みがでる動作を確認すると、テイクバックのトップの位置から右腕の振り出し時と振り切った後に痛みがでた。
触診をすると右腰部の患部の他に肩甲骨の内側、股関節の筋肉の硬さが見られ、立った状態で体を左に捻ると軽い痛みが出た。
この筋肉の硬さが影響していると考え、背中と臀部のツボを使うと捻った時の痛みはなくなった。
次に肩甲骨と下腿のツボを使うと体を捻る動作がズムーズになった。
最後に股関節を調整する活法を施し1回目の施術を終了した。
《2回目の施術(1週間後)》
フォローでの痛みはなくなったが、腕の振り出しでまだ少し痛むとのこと。
前回の背中のツボの位置を変え、臀部のツボを増やし確認してもらうと痛みがなくなったので2回目の施術を終了した。
《3回目の施術(1週間後)》
痛みはないが投球時に少し怖さが残るとのこと。
動作を確認すると股関節の動きが悪かったのでその調整をする施術をした。
全力でシャドーピッチングをしても問題がなかったので施術を終了した。
施術の考察
今回は、背中、股関節の筋肉が硬くなったことが影響して腰に負担をかけたと考えられる症例でした。
野球などの体を捻る動作が多いスポーツは、特に体の連動が大切になってきます。
その連動を阻害する要因がどこかにあれば、カバーするところに負担がかかり痛みが生じることがあります。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
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施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |