兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】10代　男性
【施術回数】３回　
【通院期間】２週間

来院までの経緯

高校の野球部に所属している。
2ヶ月前の練習試合中に突然太ももの裏側が痛くなった。
すぐに病院に行き肉離れと診断され、２週間ほとんど練習に参加せず安静に過ごした。
その後、軽めのメニューから再開したが痛みが残っており、整骨院でケアをしてもらいながら練習を続けていたが痛みが治まらず、ご家族の紹介で来院された。

施術の経過

《１回目の施術》
痛みの出る動作は、走るときやスイングの軸足に乗った状態から前に体重移動をしようとするときに痛みが走る。
触診すると、患部の大腿の後ろ側の筋肉が特に硬く、臀部や下腿の筋肉の硬さや足関節の動きの悪さも見られた。
まずは、患部の筋肉を緩めるために臀部と下腿のツボを使った。
確認でストレッチをしてもらうと痛みはなくなった。
股関節を捻る動きで痛みが残ったため、腰と脛のツボを使うと痛みが軽減したので1回目の施術を終了した。

《２回目の施術(4日後)》
走ったときの痛みはなくなった。
強くスイングすると痛みがでるとのこと。
前回と同じ施術方針で足と腰のツボをプラスしスイング時の痛みがなくなったので2回目の施術を終了した。

《３回目の施術(１週間後)》
走る、スイングで痛みが出なくなった。
リードする際のサイドステップで怖さがあるとのこと。
前回と同じ施術を行いストレッチをかけても痛みが出なかったので施術を終了した。

施術の考察

今回は、太ももの肉離れの後遺症により患部の筋肉が硬くなったことが原因と考えられる症例でした。
肉離れを引き起こした要因はいくつか考えられますが、それよりも肉離れした後のケアや練習再開の仕方などは再発に関わるので、大変重要になってきます。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。