兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】 ３０代　女性
【施術回数】 ２回
【通院期間】 1週間

来院までの経緯

半年前に階段の昇り降りで左膝下が痛むようになった。
歩いたりするときは痛みはなく、初めは階段でもそんなに痛みは強くなかった。
痛みがあるときがあれば、治まっている時もあったのでそのまま生活していたが、ここ１ヶ月は痛みがなくなることはなく、趣味でやっているバレーボールで左足を踏み込むと痛みが強くなるようになった。
これ以上痛みが強くなると生活に支障がでるかもと思い、当院に通院歴のあるお姉さんの紹介で来院された。

施術の経過

１回目の施術
痛みが出る動作を確認すると左足を前に出して体重をかけたり、片足でジャンプをする動作で膝の下に痛みが出現した。
触診をすると臀部から大腿の筋肉、股関節の硬さが見られた。
これらが影響していると考え、足の甲、脛のツボに鍼をした。
続いて、臀部、背部、大腿部のツボに鍼をして股関節の動きを確認すると可動性が上がった。
最後に膝の動きを調整する活法を施し痛む動作を確認してもらいの痛みが半分以下になったので１回目の施術を終了した。

2回目の施術(1週間後)
昨日、バレーの試合があったが踏み込んだ時に違和感はあったが、ジャンプをしても痛みはなかったとのこと。
前回と同じ施術をし、踏み込んだ時の違和感がなくなったので施術を終了した。

施術の考察

今回は臀部から大腿部の筋肉が硬くなり股関節の可動性が悪くなったことが影響したと考えられる症例でした。
ジャンプや踏ん張るといったスポーツで欠かせない動作は、下半身が連動して行われる動作です。
下半身のどこかの関節の動きが悪いとその他の関節に負担がかかり、負担がかかった関節に痛みがでることがあります。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。