2022.08.10
痛くてギターが弾けない
【患 者】60代 男性
【施術回数】10回 週1回程度
発症から来院までの経緯
半年前に突然、左親指がばね指になり、その半月後、右親指もばね指になった。
自分で調べたストレッチなどをやってみたが良くならなかった。
趣味のギターが思うように弾けず、日常生活にも支障が出てきたので、整形外科に通ったが良くならなかった。
ギターの発表会が近づき焦りを感じ、ネットで色々と探し当院の症例を見つけ、ご連絡をいただいた。
施術の経過
《1回目の施術》
動きを確認すると左親指はほとんど動かせず、弾発現象がでると痛みが強くなった。
右親指はカクカクと動く状態で痛みは左よりも軽かった。
触診をすると親指の付け根を押えると痛みがあり、背中や肩甲骨周囲の緊張が見られた。これらの緊張が影響していると考え、症状が早く出ており痛みが強い左親指を主として施術を進めることにした。
さらに肩甲骨の外側、首のツボを使うと痛みが2割程度軽減した。症状の変化を共有出来たので1回目の施術は終了した。
《2回目の施術(3日後)》
左親指がわずかに動くようになり、引っ掛かった時の痛みが少し和らいだとのこと。
《3回目の施術(5日後)》
動かせる範囲が少し広がり、動かすのが嫌になる痛みではなくなった。
《4回目の施術(5日後)》
動く時にカクカクするが痛みは減ってきている。
《5回目の施術(1週間後)》
左の親指よりも右の方が気になるようになってきた。
右の親指に重点を置いた施術に切り替えた。
《6~7回目の施術(10日間隔)》
ギターの練習を再開できるようになった。
《8~10回目の施術(2週間間隔)》
朝に少しこわばる程度で日中に気なることはなくなった。
5回目以降同様の施術を行い、終了した。
施術の考察
今回は、長年のギターの演奏により、指先から背骨への連動が不調となり背中や肩甲骨周囲の緊張を作り再度指先へと影響を及ぼしたと考えられる症例でした。
本来であれば両手に症状がある場合、片側を施術していくと反対側も良くなっていくことが多いです。
ギターの演奏では両手を同時に使い、左右で弾く手と押える手といった動作の違いにより、左右個別の施術となりました。
⇒「喜びの声」を見る【ギター練習で突然の発症。発表会に間に合わせたい】
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
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施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |