2022.08.21
食事中に口を開けるとズキッとなる
【患 者】60代 女性
【施術回数】6回 週1回程度
発症から来院までの経緯
1ヶ月前くらいから、食事中に口を開けるときと噛むときにズキッとした痛みがでるようになる。
実は痛みがでる2,3日前、坂道で車を駐車し降りた際、ブレーキをかけ忘れて勝手に車が動き出し、それを止めようと全身に力を入れたため肩や首に筋肉痛のような痛みが出ていた。
それが原因ではないかと思い、首や肩の痛みが治まるまで様子を見たが一向に治まらず、インターネットで検索し当院のHPをみて来院された。
施術の経過
《1回目の施術》
動きを確認すると痛みはないが口を開けづらく、食いしばると鈍い痛みがでた。
触診をすると、顎や肩甲骨の周囲、首の緊張も見られた。
首の緊張、肩甲骨の動きが影響していると考え、背中のツボを2箇所使うと口が開けやすくなり、噛みしめた時の痛みが軽減した。
次に手のツボと肩のツボを使うと、顎の動きが楽になったので、肩甲骨を調整する活法を施し1回目の施術を終了した。
《2回目の施術(5日後)》
痛みはあるが以前よりも口が開くようになったとのこと。
施術方針は変えず、前回の施術に臀部のツボを加え、噛みしめた時の痛みが半減したので2回目の施術を終了した。
《3回目の施術(1週間後)》
痛みは半分以下になり、少しずつ強く噛めるようになってきたとのこと。
《4回目の施術(1週間後)》
大きく口を開けると痛みが出るときと出ない時がある。
痛みの程度は以前の2割程度とのこと。
《5回目の施術(2週間後)》
油断をすると口を開けたときにコキッと軽い痛みがでるが頻度は1日2回程度とのこと。
《6回目の施術(2週間後)》
ここ2週間で口を開けた時にコキッとなったのは3回程度。食事も気にせず固い物も食べられているとのこと。
2回目~6回目は同じ施術をして終了した。
施術の考察
今回は、首から肩の緊張が顎の動きに影響し痛みが出現したと考えられる症例でした。
左右の緊張の差が顕著であったことから、相当な力を使ったことがうかがえた。
突発的な緊張は体に残りやすく、抜けにくく、それが様々な箇所に影響を及ぼすことがあります。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
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施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |