2024.06.10
物が当たると痛い、握れず雑巾が絞れない
【患 者】50代 女性
【施術回数】15回
【施術期間】5ヶ月
来院までの経緯
半年前から左手の中指に違和感が生じ、指を動かすとカクカクと引っかかるようになった。
介護の仕事で手をよく使っているので、徐々に引っかかった時の痛みが増し、後ろ側に物が当たるだけで痛むようになった。
2ヶ月前から中指が曲げられなくなりぞうきんが握れず、絞れなくなった。
整形外科に行き、「ばね指」だと診断され痛み止めくらいしか出来ないけど、注射は痛いと言われ、注射は嫌だと思い他の方法を探して当院のHPを見つけ来院された。
施術の経過
1回目の施術
動きをみると中指が90度以上曲げられず、それ以上曲げようとすると手首を曲げるような動きが伴い、また最後まで指が伸ばせない状態であった。
触診をすると肩や背中、腕の筋肉の硬さがあり、手首、肩甲骨の動きが悪く、常に手の腫れぼったさの感覚があるとのことであった。
これらの筋肉の硬さや動きの悪さを緩和することを目的に、背中、肩甲骨のツボに鍼をすると中指を曲げられる範囲が広がった。
さらに肩、背中、腕のツボを使うとさらに範囲が広がった。
最後に骨盤、肩甲骨を調整する活法を施し初回の施術を終了した。
2回目の施術(4日後)
まだぞうきんは絞れないが曲げられる範囲が広がり、痛みが少し減ったとのこと。
施術方針は変えず、腕のツボを増やし動きが軽くなったことを共有し2回目の施術を終了した。
3回目の施術(3日後)
朝の指のこわばりが減ったとのこと。
5回目の施術(3回目から2週間後)
握ると痛みはあるが、これまで常に気にしていたのが何か手を使うときだけ気になるようになったとのこと。
7回目の施術(5回目から18日後)
膝のリハビリを開始し手を付いたりする手に負担がかかるトレーニングが多くリハビリ後は痛みがある。
ぞうきんが絞れるようになってきた。
10回目の施術(7回目から4週間後)
リハビリ後の痛みが減ってきたとのこと。
13回目の施術(10回目から5週間後)
朝に指がこわばる日はたまにあるが軽く、痛みや指が引っかかることはなくなった。
15回目の施術(13回目から2ヶ月後)
指が気になることはなくなったとのこと。
3回目以降、指の状態を見てツボを微妙に変えながら全15回の施術を終了した。
施術の考察
今回は、背中や腕の筋肉の硬さに伴う肩甲骨や手首の動きの悪さが原因と考えられる症例でした。
指が曲げられないほど重症度が高く、仕事やトレーニングで手に負荷がかかる事が多い方でした。
重症の方でも施術回数を重ねれば快方に向かいますので、様々な理由で整形外科での手術や注射を避けたい方はご相談下さい。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
施術料金
初診料 | 2,000円→ネット予約で1,000円 ※初回のみ初診料がかかります。 |
---|---|
施術料 | 5,000円 ※どのような症状でも料金は一律です。 |