兵庫県稲美町の鍼灸院

【患　　者】 50代　女性
【施術回数】 10回
【通院期間】 4ヶ月

来院までの経緯

２年前から動き回る仕事に変わり、１日２万歩程度歩いている。
荷物を持ち上げたり、走り回ることもあり、半年から１年前に右の踵が痛むようになってきた。
仕事中は集中しているからか我慢していれば動けるが、仕事が終わると激痛が走り20分くらい動けない。
良くする方法を調べて自分で色々と試してみたが全く効果がなく、友人から病院を勧められたが自分の納得いくところをとインターネットで検索し、当院を見つけ来院された。

施術の経過

１回目の施術
院内でスリッパに履き替えられる動作で痛みが出てゆっくりと歩かれていた。
痛みがでている箇所は踵より少し前で、熱を帯びていた。
触診をするとふくらはぎの硬さ、股関節、足関節の動きの悪さがあり、歩き方、動き方に歪みが見られた。
歩き方、動き方を修正出来るよう、関連した筋肉を緩めるために足の甲と脛のツボを使った。
確認の為に歩いてもらうと歩行時の痛みが３割程度軽減した。
さらに、骨盤、ふくらはぎ、膝裏のツボを使うと歩きやすさを感じ取られ、痛みの範囲が狭まった。
最後に股関節の動きを改善する活法を施し、１回目の施術を終了した。

2回目の施術(5日後)
まだ、仕事後の痛みはあるが少しマシな感じがする。
来院時の歩行時の痛みは前回よりもだいぶ軽いとのこと。
前回と同じ施術に肩甲骨、臀部、ふくらはぎのツボを追加し、歩行指導を行い２回目の施術を終了した。

3回目の施術(6日後)
以前の痛みに比べ半分程度になっているとのこと。

4回目の施術(10日後)
仕事後の痛みはあるが痛む時間は短くなったとのこと。

6回目の施術(4回目から3週間後)
履いてはいけないと言われた靴を履いて１日仕事をしたら悪化したが２日かけて良くなったとのこと。

7回目の施術(12日後)
仕事後の痛みが全くない日もあるとのこと。

9回目の施術(7回目から5週間後)
仕事の後に気になることはほとんどなくなった。
左の足の方が気になるぐらいとのこと。

10回目の施術(3週間後)
右の踵は気にならなくなったとのこと。
2回目以降同じ施術をし終了した。

施術の考察

今回は、股関節や足関節の動きの悪さが影響し踵の痛みが出現したと考えられる症例でした。
股関節が硬いと歩き方や動き方に歪みが出てしまい、そのまま動くことが多くなるとどこかに負担が掛かってしまします。
歪んだ歩き方の時に履いていた靴は、歪んだ癖が付くので歩き方の修正に悪影響を及ぼすことがあります。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。